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マンゴスチン - 1

マンゴスチン

フルーツ果物の女王上品な甘さ
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マンゴスチン

フルーツ果物の女王上品な甘さ

「果物の女王」と称される、上品な味わいのフルーツ。濃厚な甘さとほのかな酸味のバランスが絶妙で、世界中の美食家に愛されている。

「果物の女王」という、あまりにも有名な称号を持つマンゴスチン。厚く、濃い紫色の果皮を割ると、中には純白の、まるで宝石のような果肉が現れます。その味わいは、濃厚で上品な甘さと、爽やかな酸味が見事に調和しており、一度食べると忘れられない感動をもたらします。繊細な風味と美しい見た目から、世界中の美食家たちに愛され続ける、まさに女王の名にふさわしいフルーツです。

「果物の女王」と呼ばれる理由

マンゴスチンが「果物の女王」と呼ばれる理由は諸説あります。その一つは、19世紀のイギリスのヴィクトリア女王が「我が領土にマンゴスチンがあるにも関わらず、それを食べることができないのは遺憾である。もし、私の元へマンゴスチンを届けた者には爵位を与える」とまで言わしめたという逸話です。当時の輸送技術では、日持ちしないマンゴスチンをイギリスまで運ぶのは不可能でした。女王をそれほどまでに魅了した幻の果物、というストーリーが「女王」の称号を定着させました。また、その上品な味わいはもちろん、厚い皮に守られた純白の果肉、そしてヘタの部分が王冠のように見えることも理由の一つとされています。

美味しい食べ方と選び方

マンゴスチンは、果実の上下を両手で持ち、少し力を入れて押しつぶすようにすると、硬い果皮がパカっときれいに割れます。包丁を使う場合は、中央にぐるりと切れ込みを入れると簡単に開けられます。中の白い果肉は、ニンニクのように房に分かれており、これをフォークなどで取り出して食べます。種が入っている房もあるので注意しましょう。美味しいマンゴスチンを選ぶコツは、皮が鮮やかな紫色で、弾力があるもの。皮がカチカチに硬いものは、収穫から時間が経って水分が抜けてしまっています。また、お尻にある花のような模様の数は、中の果肉の房の数と一致していると言われています。

健康効果と皮の利用法

マンゴスチンの果肉にはビタミンB群やビタミンCが豊富に含まれていますが、近年注目されているのは、むしろその「皮」です。果皮には「キサントン」という非常に強力な抗酸化物質が豊富に含まれており、抗炎症作用や免疫力を高める効果が期待されています。このため、インドネシアでは古くから、乾燥させた皮を煎じてお茶にしたり、粉末にして伝統的な民間薬(ジャムウ)として利用してきました。近年では、そのエキスを配合したサプリメントやジュースも人気を集めています。

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フルーツ
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果物の女王上品な甘さ
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マンゴスチン | Balitra(バリトラ)| バリ島総合観光ガイド