
ブリンビン
ブリンビン
カットすると星形になる見た目が特徴的。一般的にスターフルーツとして知られる。シャキシャキとした食感とさっぱりした甘酸っぱさが魅力。
輪切りにすると美しい星形になることから「スターフルーツ」として世界的に知られている果物。シャキシャキ、サクサクとした軽快な食感と、瑞々しくさっぱりとした甘酸っぱさが特徴です。その見た目の華やかさから、料理の飾りやデザート、ジュースなど幅広く利用されます。水分が豊富で喉の渇きを潤してくれる、南国らしい爽やかなフルーツです。
ブリンビンの種類と味の違い
ブリンビンには大きく分けて2つの種類が存在します。一つは、果物として生で食べられる甘味種の「ブリンビン・マニス(Belimbing Manis)」。熟すと黄色く色づき、リンゴや梨のような爽やかな甘さが楽しめます。もう一つは、酸味が非常に強い酸味種の「ブリンビン・ウル(Belimbing Wuluh)」。こちらは生食には向かず、その強い酸味を活かして、インドネシア料理のスープや煮込み料理に酸味を加える天然の調味料として、また、真鍮の汚れを落とすクレンザーとしても利用されてきました。購入する際はどちらの種類か確認するのが重要です。
食べ方と利用法
甘味種のブリンビンは、よく冷やしてそのまま食べるのが一番美味しいです。皮ごと食べられますが、硬い角の部分(稜)だけを薄く削ぎ落とすと口当たりが良くなります。スライスしてサラダに入れると、見た目も食感も良いアクセントになります。また、ミキサーにかけてフレッシュジュースにするのも人気。インドネシアでは、薄切りにしたブリンビンを砂糖と一緒に煮詰めて、ドライフルーツのような「マニサン(Manisan)」というお菓子にすることもあります。
健康効果と注意点
ブリンビンはビタミンCを豊富に含み、抗酸化作用や美肌効果が期待できます。また、カリウムも多く含まれているため、体内の余分な塩分を排出し、高血圧の予防にも役立つとされています。しかし一方で、シュウ酸を多く含むため、腎臓に疾患のある方や透析を受けている方は摂取を避けるべきとされています。健康な人でも、一度に大量に食べるのは控えた方が良いでしょう。




