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ナンカ - 1

ナンカ

フルーツジャックフルーツ世界最大
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ナンカ

フルーツジャックフルーツ世界最大

世界最大の果物として知られるジャックフルーツ。独特の甘い香りを放ち、熟した果肉はそのまま、未熟な果実は煮込み料理などに使われる。

「ナンカ(Nangka)」は、「ジャックフルーツ」として知られる、世界最大の果物です。その大きさは時に40kgを超えることもあります。熟した果実は、南国を凝縮したような強い甘い香りを放ち、ねっとりとした濃厚な甘さが特徴。一方、未熟な果実は野菜として調理され、インドネシア料理に欠かせない食材でもあります。一つで二つの顔を持つ、非常にユニークで存在感のあるフルーツです。

熟した果実の食べ方

熟したナンカの果肉は、鮮やかな黄色で、チューインガムのように弾力のある食感が特徴です。非常に甘く、パイナップルやマンゴー、バナナを混ぜ合わせたような、トロピカルで複雑な風味があります。そのまま生で食べるのが一般的ですが、ベタベタする白い樹液(ガム)が手につくと取れにくいので、油を手につけてから作業するのがコツです。また、アイスクリームのトッピングや、インドネシアの伝統的なかき氷「エス・チャンプル」の具材としても人気があります。

未熟な果実の料理法

未熟なナンカ(ナンカ・ムダ)は、甘みがなく、食感が肉に似ていることから「ベジタブル・ミート」として利用されます。ジョグジャカルタの名物料理「グドゥッ(Gudeg)」は、この未熟なナンカをココナッツミルクとヤシ糖、スパイスで何時間も煮込んだ料理で、その見た目と食感はまるでお肉のようです。また、西スマトラのパダン料理では、スパイシーなココナッツミルクカレー「グライ・ナンカ(Gulai Nangka)」として食卓に並びます。このように、野菜として様々な料理に活用されるのがナンカのもう一つの大きな魅力です。

種も食べられる?

ナンカは果肉だけでなく、中にある大きな種も食べることができます。この種は、茹でたり炒ったりすると、ホクホクとした食感になり、味は栗やジャガイモに似ています。塩茹でにしておやつとして食べるのが最もポピュラーな方法です。タンパク質や炭水化物が豊富で栄養価も高いため、昔から貴重な食料源とされてきました。果肉から種まで、ほとんどの部分を無駄なく利用できる、まさに自然の恵みと言えるでしょう。

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Category
フルーツ
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ジャックフルーツ世界最大
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ナンカ | Balitra(バリトラ)| バリ島総合観光ガイド