
カウィス
フルーツウッドアップルジュース
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カウィス
フルーツウッドアップルジュース
硬い殻に覆われた個性的なフルーツ。中の果肉は酸味が強く、主に砂糖を加えてジュースにして飲まれることが多い。
「カウィスタ(Kawista)」は、「ウッドアップル」として知られる、非常に個性的な果物です。その名の通り、石のように硬い、木のような質感の殻に覆われています。殻を割ると、中には茶色く、粘土のような見た目のペースト状の果肉が詰まっています。香りは芳醇で、レーズンやタマリンドを思わせる甘酸っぱさが特徴。食べ方としては半分に割ったカウィスに砂糖や蜂蜜を加えて食べたり、ジュースにして飲まれることが多く、その独特の風味は一度味わうと忘れられないインパクトがあります。
特徴と割り方
カウィスの最も大きな特徴は、その硬い殻です。手で割ることは不可能で、ハンマーやナタのような道具を使って叩き割る必要があります。殻を割ると、中から発酵したような独特の強い香りが立ち上ります。果肉は繊維質で、小さな種がたくさん含まれています。この見た目と香りから、初めて見る人は少し戸惑うかもしれませんが、その味は非常にユニークで、東南アジアのフルーツの中でも特に異彩を放つ存在です。
ジュースとしての飲み方
カウィスは生で食べることもできますが、酸味が強いため、主にジュースにして飲まれます。果肉をスプーンでかき出し、水と砂糖やシロップを加えてミキサーにかけ、漉してから飲みます。その味は、濃厚なタマリンドジュースに似ており、甘さと酸っぱさのバランスが絶妙で、暑い日には最高の清涼飲料となります。特に中部ジャワのレンバン市はカウィスの名産地として知られ、瓶詰めのシロップは人気の特産品となっています。




