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サテ・アヤム - 1

サテ・アヤム

料理鶏肉串焼き
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サテ・アヤム

料理鶏肉串焼き

インドネシア風の焼き鳥。 甘辛いピーナッツソースをたっぷりつけて食べるのが定番。

インドネシアの串焼き「サテ(Sate)」の中で、最もポピュラーで広く愛されているのが、この鶏肉を使った「サテ・アヤム(Sate Ayam)」です。小さくカットした鶏肉を串に刺し、炭火で香ばしく焼き上げた後、濃厚で甘辛いピーナッツソースをたっぷりとかけて提供されます。シンプルな料理ながら、その甘く香ばしい味わいは人々を魅了し、屋台から高級レストランまで、あらゆる場所で楽しむことができます。インドネシアの若者にとっては、土曜の夜のデートの定番メニューとしても親しまれています。

サテアヤムの歴史と文化的背景

サテの起源は、中東のケバブがインドのイスラム商人を通じてインドネシアに伝わり、現地化したものと考えられています。数あるサテの中でも、マドゥラ島(東ジャワ州)発祥のサテ・アヤムは、行商人の手によってインドネシア全土に広まり、国民的な人気を獲得しました。特徴的なのは、行商人が使う肩担ぎの屋台(ピクラン)です。片方には炭火コンロ、もう片方には食材と食器を乗せ、独特のリズムで扇子を仰ぎながらサテを焼く姿は、インドネシアの街の風物詩となっています。

味の決め手となるピーナッツソース

サテ・アヤムの魂とも言えるのが、ピーナッツソース(サンバル・カチャン)です。煎ったピーナッツを細かくすり潰し、ケチャップ・マニス(甘口醤油)、唐辛子、ニンニク、タマリンドなどを加えて作られます。店によっては、ピーナッツの粒々とした食感を残したり、唐辛子を効かせてスパイシーにしたりと、そのレシピは様々。食べる直前に、ライムを絞って爽やかな酸味を加えたり、フライドオニオンを振りかけて香ばしさをプラスするのもおすすめです。このソースが鶏肉の旨味と絡み合い、忘れられない味を生み出します。

食べ方と付け合わせ

サテ・アヤムは通常、10本単位(1ポルシ)で注文します。皿に盛られたサテの上には、ピーナッツソースがたっぷりとかけられ、付け合わせとして圧縮ご飯のロントンや、生の赤玉ねぎ、刻み唐辛子が添えられます。肉を串から外してソースやご飯と混ぜながら食べるのも良いですが、ぜひ串のまま豪快にかぶりついてみてください。炭火の香ばしさとソースの甘み、肉の旨味が口いっぱいに広がり、至福の体験が待っています。甘いソースとピリ辛の唐辛子を交互に味わうのが、通の食べ方です。

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Category
料理
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鶏肉串焼き
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サテ・アヤム | Balitra(バリトラ)| バリ島総合観光ガイド