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マルタバ・マニス - 1

マルタバ・マニス

料理スイーツパンケーキ
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マルタバ・マニス

料理スイーツパンケーキ

インドネシア風の厚いパンケーキ。 チョコレートやチーズなど、トッピングは無限大。

インドネシアの夜を彩る屋台スイーツの王様、それが「マルタバ・マニス(Martabak Manis)」です。分厚く、もちもちとした食感の巨大なパンケーキで、中にはチョコレートやチーズ、ナッツなどの具材がこれでもかというほどたっぷりと挟まれています。焼き上がると半分に折りたたんで提供されるその姿は圧巻の一言。濃厚な甘さとボリュームで、人々の心を掴んで離さない、罪深くも魅力的な国民的デザートです。友人や家族とシェアして食べるのが一般的で、夜の団らんの主役になります。

名前の謎:地域による呼び名の違い

このスイーツには、地域によって様々な呼び名が存在します。「マルタバ・マニス」はジャカルタなどでの一般的な名称ですが、その発祥地とされるバンカ島では、開発者の名にちなんで「ホック・ロー・パン(Hok Lo Pan)」と呼ばれています。また、バンドンではその丸い形から「トラン・ブラン(月光)」、スマランでは「クエ・バンドン(バンドンケーキ)」という愛称で親しまれています。面白いことに、「マルタバ」という名前は、本来ネギやひき肉が入った塩味のおかずパイ「マルタバ・トゥロール(卵のマルタバ)」を指すため、両者を明確に区別する必要があります。

特徴的な作り方と食感の秘密

マルタバ・マニスの魅力である、ふんわりしつつも、もちっとした独特の食感は、その作り方に秘密があります。厚い鉄製の専用フライパンに生地を流し込むと、気泡がぷつぷつと浮かび上がり、まるで蜂の巣のような多孔質の断面が形成されます。この穴があることで、バターやコンデンスミルク、トッピングの味が中までしっかりと染み込み、ジューシーな食感が生まれるのです。焼き上がりの直前に砂糖を振りかけることで、表面に少しカリっとした食感を加えるのもポイント。職人技が光る調理過程を眺めるのも、屋台での楽しみの一つです。

定番から最新までのトッピング

マルタバ・マニスの楽しさは、豊富なトッピング選びにあります。最も伝統的で人気のある組み合わせは、チョコレートスプリンクル(メセス)、砕いたピーナッツ、そしてたっぷりのコンデンスミルクです。甘い生地に塩気のあるチェダーチーズを合わせるのも、インドネシアでは定番の「甘じょっぱい」組み合わせ。近年では、若者向けにヌテラ、オボマルティン、トブラローネといった輸入チョコレートや、抹茶、レッドベルベット、オレオなどを使った進化系のフレーバーが次々と登場し、マルタバ専門店のメニューは常に進化を続けています。

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Category
料理
Tags
スイーツパンケーキ
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マルタバ・マニス | Balitra(バリトラ)| バリ島総合観光ガイド