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ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ - 1

ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ

アクティビティ文化公園モニュメント舞踊
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ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ

アクティビティ文化公園モニュメント舞踊

高さ120m級の巨大像と石灰岩の谷に広がる文化公園。舞踊やプロジェクションも人気。

バリ島南部のウンガサン地区の丘の上にそびえ立つ、巨大なガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ(GWK)像。その高さは台座を含めると約121メートルにも及び、アメリカの自由の女神像よりも高い、世界最大級の彫像です。この像は、ヒンドゥー教の最高神の一人であるヴィシュヌ神が、神鳥ガルーダに乗る姿を表現しており、バリの芸術家イ・ニョマン・ヌアルタによって構想されました。像が立つ広大な公園は、かつて石灰岩の採石場だった場所を再開発したもので、切り立った岩壁がまるで古代遺跡のような独特の景観を作り出しています。園内では、伝統舞踊の上演や、バリ文化に関する展示、そして壮大なプロジェクションマッピングなど、様々なイベントが開催されており、一日中楽しむことができる文化的なテーマパークとなっています。

歴史:30年越しの国家プロジェクト

GWK像の建設計画は1990年代初頭に始まりましたが、アジア通貨危機などの影響で長らく中断していました。しかし、芸術家ヌアルタと多くの人々の情熱は消えることなく、2013年にプロジェクトが再始動。数千のパーツに分けて制作された銅と真鍮の外皮を、巨大な鉄骨フレームに組み付けていくという、非常に高度な技術が用いられました。そして2018年、約30年の歳月を経てついに完成。この像は、インドネシアの文化と技術力の象徴であり、国家的な誇りのシンボルとなっています。

文化:ヴィシュヌ神とガルーダの物語

ヴィシュヌ神は、世界の秩序を維持し、人々を災厄から守る慈悲深い神として信仰されています。一方、ガルーダは、不死の聖水「アムリタ」を巡る冒険の末に、ヴィシュヌ神の乗り物となることを誓った神鳥です。母親を奴隷の身から解放するために戦ったガルーダは、忠誠心と献身の象徴とされています。この巨大な像は、善が常に悪に打ち勝つというヒンドゥー教の教えと、国家の安寧への祈りを表現しているのです。

見どころ(ここをチェック!)

巨大なGWK像は、23階建ての建物に相当する内部に入ることができ、展望フロアからはバリ島南部や遠くアグン山まで一望できる360度のパノラマが広がります(追加料金)。また、石灰岩の岩壁に囲まれた「ロータス・ポンド」と呼ばれる巨大な広場は、コンサートなどのイベント会場としても使われ、そのスケール感は圧巻です。園内では毎日定時に様々な種類のバリ舞踊が上演されているので、入場時にスケジュールを確認し、ぜひ鑑賞してみてください。夕暮れ時、夕日に照らされるGWK像の姿もまた格別です。

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基本情報

  • 📍住所Jl. Raya Uluwatu, Ungasan, Kuta Selatan, Badung 80364
  • 営業時間09:00–20:00(イベントにより延長あり)
  • 🚫定休日無休(行事により一部クローズ)
  • 💰料金大人150,000–200,000IDR目安(館内施設により変動)
  • 🚗アクセス
    • 空港から車で約30–45分
    • ウルワツやジンバランとセットで巡りやすい
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ガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ | Balitra(バリトラ)| バリ島総合観光ガイド